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コラム・特集

甦る黄金の国ベンガル~躍動するベンガル湾経済圏~

第3回:念願のJBCCI創設とその熱い活動

2001年6月に新天地ダッカに着任して以来、幾つかの大きな目標が日増しに高まって来た。

今回はその一つであるJBCCIについて触れたい。バングラデシュは日本がいち早く承認した国であり、日本が当時最大のドナー国にも拘わらず、両国間の貿易額や対バ投資額が諸外国に比し何故少ないのか、どうすれば拡大出来るのだろうか、と思案するうちに、先ずは足元を固める事が先決ではと悟った。即ち、バングラデシュに進出している日系企業と、そして日本と取引関係或いは日本との取引に関心のあるバングラデシュ企業が、共に恒常的に意見交換できる場を持てれば民間としても少しは役に立つのではと思い、ジェトロ始め日バ関係者と相談結果、登録団体として日バ合同の商工会議所を創設する構想に至った。日本大使館始め、日バ経済委員会、FBCCI他関係者の協力を得て、2004年4月にはバングラデシュ会社法(1994年)に基づく有限責任保証会社としての定款骨子も出来上がり、2004年5月5日には日バ17企業・団体の代表の方々による設立発起人集会が開催、遂に2004年6月8日、ジェトロ主催のジャパントレードショー開催初日に、二国間の合同商工会議所としては10番目の日本バングラデシュ商工会議所(JBCCI)が誕生、感涙の瞬間だった。会員数も設立当初は20数社であったが、JBCCI各理事他関係者の奔走の結果、2005年5月には56社に増え、当時では米バ商工会議所(155社)、中バ商工会議所(129社)、蘭バ商工会議所(70社)に次ぐ4番目に会員数の多い合同商工会議所に成長した(現在は約90社)。

JBCCIはバングラデシュ国内で積極果敢に活動始めたが、大きく印象に残るのは、JBCCIが初めて主催したジャパントレードフェア(日本大使館・ジェトロ後援、2005年9月8日~10日)で、入場者数は予想を超え、1万2千人以上に上った。 又、8日にはJBCCIとダッカ日本商工会主催による「日バ・ビジネスフォーラム」を開催し、バングラデシュのビジネス環境問題と共に、対バ投資や日バ貿易の成功例が紹介されるなど盛況を博し、JBCCIも1歳で広く認知される事になった。 

今一つ大きく印象に残るのは、2005年7月11日から15日迄カレダ・ジア首相(当時)が公実賓として訪日された際にJBCCIも会員企業20社程のデリゲーションを組んで訪日同行したことである。7月14日、ジア首相出席の下、日バ経済委員会主催によるバングラデシュセミナーが東京會舘で行われたが、参加者数は300名近くに上り、これだけ多くの日本企業の方々がバングラデシュに関心を持っておられることに驚きと共に至福であった。我々もこの場で初めて日本でJBCCIの紹介や活動状況を説明させて頂く機会に恵まれた。

昨今、従来にも増して繊維業界筆頭に新たな日本企業が、CHINAプラス1の有力国としてバングラデシュに進出を始めているが、日本大使館やジェトロ、JICA、ダッカ日本商工会等の協力や支援、そして早くからバングラデシュに進出中の先達日系企業の弛まぬパイオニア経営の賜物でもある。一方、JBCCIも満6歳、設立理念である「日バ両国間の双方向貿易及び双方向投資の促進に直接的・間接的に役立つ活動の実施」を、今こそバングラデシュ国内だけでなく、日本に於いても一層強化推進していく役割を求められていると確信している。

執筆者

上野 日出雄
日本バングラデシュ商工会議所 アドバイザー

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